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会社の飲み会を上手く断る方法ありますか?

断る方法と嫌われる断り方

「アルハラ」という言葉を聞いたことがあると思いますが、ここ10年くらいの間に急激に世間的に知られるようになりました。
アルコールハラスメントの略称で、お酒が飲めない人に対して飲酒を強要することにより成立する、ハラスメント行為です。

日本の会社文化として「飲みニケーション」と言われるように、「一緒にお酒を飲むことで仲間入りすることができる」というような意識が持たれてきました。
ですがアルハラという言葉の浸透と同時並行的に、新たに会社にはいる若手社員が社内の飲み会を敬遠する流れが出てきています。

飲み会がありがたくないのは女性にとっても同じで、特に家事や育児をしている人にとっては飲み会はただ面倒でお金がかかるだけの行事に思えてしまいます。

とはいえ飲み会に誘う方は「仲良くなりたい」「チームワークを養いたい」という気持ちで行っていることが多いことから、単に自分の都合で飲み会を断ると「仲良くなりたくないのか」「チームに入るつもりがないのか」というふうに捉えられてしまいます。

そのためもしお酒があまり得意でなく、その飲み会に出ることがあまり望ましくないと思える場合であっても、直接的に「嫌です」といった言い方で断ってはいけません。
「それ出ないといけない会ですか?」や、「お金が(もったい)ないので遠慮します」といった言い方は相手の好意まで否定することにもつながるので、同じ断るにしてもワンクッション入れた言い方にするようにしましょう。

上手い断り方

飲み会を断る時のテクニックとしては「本当は行きたいけれども事情があって行けない」という意味を含める方法があります。
仮に建前でそう言っているとしても、上記で説明したような無碍な言い方に比べて相手が受け取る印象がかなり変わってくるものです。

要は「断ってはいるけれども相手のことが嫌いで断っているわけではない」というニュアンスが含まれていればよいのです。
具体的には「今日は体調がすぐれないので」や「その日は先約があるので」といった言い方です。

ただ、忘年会や新年会など事前に出欠を確認する場合には使えない方法ですので、あくまでその場で断るために使いましょう。
事前に出欠が必要な場合には「医者に止められているので」や「今家族が大変な状況なので」といったことを理由にすると、それ以上深く相手も踏み込まずにOKをしてくれるでしょう。

アルコールが飲めないので飲み会に行きたくないという場合は、ランチや食事会など他の方法で誘ってくれるように促すというのも一つの方法です。
それと重要なのが、誘われたときに即決で「行きません」というのではなく、数秒でも考える仕草をするということです。